愛国心を考える

出版时间:2007-9-5  出版社:岩波書店  作者:テッサ・モーリス=スズキ  

内容概要

「君は国のために死ねるか?」という問い.愛国心を問うときにたびたび登場するこの問いは,果たして正しいのか.「愛国」という言葉の起源から,その言葉の使われ方をひもとき,田中正造,小林トミ,ヴァレリー・カウアなどそれぞれの時代にそれぞれの国を思って行動した人々の姿から,愛国心の危険性と可能性を考える.

作者简介

テッサ・モーリス-スズキ(Tessa Morris-Suzuki)
オーストラリア国立大学教授.1951年イギリス生まれ.バース大学大学院博士号取得.日本思想史.日本語での著書に,『北朝鮮へのエクソダス』(朝日新聞社),『批判的想像力のために』(平凡社),『辺境から眺める』(みすず書房),『過去は死なない』(岩波書店),『自由を耐え忍ぶ』(岩波書店)など.

书籍目录

I なぜ,いま愛国心か
愛国心と九・一一/日の丸・君が代と愛国心教育
II 愛国心の起源
愛情とイデオロギー/宗教,国家,愛国心/革命を起源とする愛国心/下からの愛国心が上からの愛国心に変わるとき
III 愛国心と近代国家
愛情と忠誠心/愛国心,ナショナリズム,ジンゴイズム
IV 近代日本の愛国心
上からの愛国心/国民精神総動員運動/愛国心と帝国/戦後の愛国心論争
V 行動で示される愛国心
愛国心という化け物/田中正造/違星北斗/小林トミ/ヴァレリー・カウア/国境を超える愛国心
VI グローバリゼーションの時代の愛国心
愛国心と安全/愛国心と恥の感覚/愛国心,ネーション,個人/愛国心と教育/愛国心と平和

图书封面

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