日本の近代思想

出版时间:2002-1-18  出版社:岩波書店  作者:鹿野 政直  

内容概要

軍事大国から、敗戦を経て経済大国へ。そしてその破綻による閉塞感。このような歴史を背負いつつ、百余年にわたる日本の近代は、思想においてどのような経験を重ねてきたのでしょうか。そして、過去からの声として、何が日本社会のいまにつよく響いているのでしょうか。日本、マイノリティー、日常性、人類という四つの主題を軸に日本の近代が経験してきた思想の情景を描き出し、その思想的意味を探った一冊です。

作者简介

鹿野 政直(かの・まさなお) 1931年大阪府に生まれる。1953年早稲田大学文学部卒業。その後大学院を経て、1958-99年同大学に教員として勤務。日本近現代史を専攻。
主な著書に、『資本主義形成期の秩序意識』(筑摩書房)、『戦前・「家」の思想』(創文社)、『戦後沖縄の思想像』(朝日新聞社)、『「鳥島」は入っているか』(岩波書店)、『歴史を学ぶこと』(岩波書店)、『化生する歴史学』(校倉書房)、『近代日本思想案内』(岩波書店)、『日本の現代』(岩波書店)、『健康観にみる近代』(朝日新聞社)などがある。

书籍目录

はじめに
第1章 日本論
膨張的日本/期待と危惧/日本への回帰/雑種文化論/ヤポネシア論/「国語」の造られ方/「日本」再考
第2章 民主主義
人民国家の思想/立憲主義と国体/民本主義/女性の権利/言論の受難/民主化と日本/人びとの運動/生存権/坑道のカナリア
第3章 戦争と平和
義戦論と非戦論/兵士たちの戦場/死に方の実学/女たちの参戦/少国民教育/抗日に生きる/無知の責任
第4章 沖縄・在日
あま世への願い/差別の痛み/恩讐の日本/反復帰論/日の丸を裁く/「皇国臣民」から/内なる痛み/朝鮮文化を歩く/人さし指の自由/分断を生きる
第5章 女性の問い
「産む」性として/人形の家/母性保護論争/母親大会/主婦論争/主婦をみつめる/ウーマン・リブ/女性学
第6章 暮らしの思想
民間些事/貧乏物語/農村婦人問題/生活綴方/生活学/暮らしの復権/滅公奉私/豊かさを問う
第7章 社会主義という経験
社会民主党/非権力への夢/婦人部論争/講座派/転向・非転向/社会主義とは何だったのか
第8章 核時代の思想
原爆文学/屍の街/第五福竜丸/ヒロシマ紀元/核問題の構造/市民の科学者
第9章 いのちの現在
枯死する風景/人間として/社会医学/乳児をまもる/学校がモノサシ/こころとからだ/施設から地域へ/老いと介護/死の受容
おわりに
あとがき
索引

图书封面

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