近世日本国民史 明治三傑

出版时间:1981/05  出版社:講談社  作者:徳富蘇峰  
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内容概要

織田信長の時代から豊臣政権、江戸時代、幕末・維新期、西南戦争までを綴ったもの。多くの資料を駆使して書かれており、個人編著の歴史書としては、世界でも屈指の規模とされる。全巻のうち7割が幕末・維新期(ペリー来航から西南戦争まで)の記述にあてられている。この業績が評価され、徳富蘇峰は1923年に帝国学士院から恩賜賞を授与された[1]。
蘇峰は1918年に国民新聞に連載を開始し、同年『織田氏時代 前篇』を刊行。以後、第二次世界大戦終戦の1945年までに第76巻の『明治天皇御宇史 15』を刊行した(いずれも民友社より)。終戦後、一時執筆作業を中断し、1951年に再開した。大久保利通の暗殺、木戸孝允の死までを描く最終巻の『明治時代』を脱稿したのは1952年と、34年をかけた文字通り畢生の大著になった(最終巻は1981年に講談社学術文庫で『明治三傑』として改題刊行)。
蘇峰は若い頃から歴史好きであり、民友社時代には吉田松陰を革命家として捉えた『吉田松陰』(1893年)を著し竹越三叉(『新日本史』『二千五百年史』)・山路愛山(『足利尊氏』)・三宅雪嶺(『同時代史』)と並ぶ「史論史学」の歴史家として名を馳せていたが、明治天皇崩御をきっかけにこの著書の編纂を思い立ったという。また、ジャーナリストとして伊藤博文や山縣有朋、桂太郎に長年親しく接した経験が参考になり、信長、秀吉、家康ら英傑の心事を推し量ることができた、とも語っている。

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