ランポ -ザハイパーソニックボーイ- 4

出版时间:1999-08  出版社:小学館  作者:上山徹郎  

内容概要

フガクの脅威に戦く神国国民は統京脱出を図るが、神国ロボットに排除される。ロボットたちは国民はフガクがもたらす佳句の下の平和と繁栄を享受するべき、即ち弱者たる国民は惰弱と諦念の中での安寧を貪るべきだと説いた。
それぞれの準備が整い、ついにランポたちが統京へ向かう時が来た。ランポとマスラオはフガクへ、ローズは電力供給ルートを押さえるためわだつみへ向かう。ローズはわだつみでシラヌイに再会し、シラヌイはローズの正体がかつて神国で製造された人造人間であることを見破る。一方マスラオとランポはキヨクニの襲撃を受け、ランポを先にタワーへ向かわせたマスラオはキヨクニを破るが、ウンリュウと再会する。ローズは頭脳戦でシラヌイを破り、マスラオは揺ぎなき正義の意志でウンリュウを撃破する。ウンリュウはフガクを破壊しては人には生きる価値がなくなるというが、マスラオは生きることに価値は必要ないと説く。
ランポは単独でフガクへ潜入し、ヤスミに会う。ヤスミはフガクこそ全人類が崇拝するべき完全なる神であることを語るが、ランポに殴り飛ばされる。ヤスミはフガクの美少女形態を発現させ、ランポに対峙する。それはフガクの力の本質であった。フガクは託宣を通して国民に科学技術の飛躍的な繁栄と武力による平和をもたらし、その代償として自身の顕現を獲得していたのである。即ちフガクの存在は神国の存在そのものであった。
駆けつけたマスラオはフガクを腐った人形と見做すがフガクに吸収されてしまう。そこへわだつみの転送ルートを通してヨシノが現れフガクを破壊する。マスラオは復活し、ランポの一撃によってヤスミは倒された。
神の居ない世界で、再び静かな平和が訪れた。

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