海暗(うみくら)

出版时间:1972-10-13  出版社:新潮社  作者:「日」有吉佐和子  

内容概要

豊かな自然と昔ながらの伝統が息づく御蔵島が舞台。主人公のオオヨン婆の孫:勘次郎と、東京で働いている曾孫:時子の結婚話が持ち上がる。連れ戻しに行った母親とともに、時子はしぶしぶ島に向かうが、海が荒れて手前の三宅島に足止めされてしまう。
そんな時に突然、御蔵島が米軍の射爆場になるというニュースが伝わる。正式な連絡より先に新聞が報じたため、事の真相を巡って島は大騒ぎになる。御蔵島が一番良い所と信じて疑わないオオヨン婆は、島が射爆場になって集団離島しなければならないとは、とんでもないことだと真っ向から反対をする。しかし島民の多くは離島にあたっての補償金の噂に目がくらみ、口を噤んでいた。一日も早く真相を知りたいと焦る村長であったが、海は無情にも荒れ続け、連絡船の寄航を許さない。
一方、三宅島にいる時子は射爆場の話を知り、ますます東京へ帰りたがる。
決死の覚悟で船に乗り込み、ようやく上京した村長等は、離島の必要はなく補償金も出ないとの回答を得る。
時子と母親もやっと帰島。勘次郎と時子はお互いに好印象を持つが、射爆場問題が気になる勘次郎は結婚どころではなく、態度を明確にしない彼に時子は焦れてしまう。話を聞いたオオヨン婆の取持ちで、二人は取りあえず婚約をすることになる。
射爆場問題は島民の心配と周囲の喧騒を余所になかなか進展しなかったが、防衛庁の調査団が訪れた後、ようやく候補地から除外されることが決定した。そして、勘次郎と時子の結婚式も行われた。
島に平安が戻り、射爆場問題がきっかけで郷愁の念を深めた人々が、夏祭りには大勢帰島した。ところが、彼等が再び本土へ戻る船には、時子と勘次郎の姿もあったのである。島が射爆場にさえできないようなところと見なされたことに、勘次郎が衝撃を受けたからであった。しかしオオヨン婆には、島を出て行く若者の姿は特に珍しいものではなかったのである。
文藝春秋読者賞受賞作品。
現在では絶版となっており入手は困難です!

作者简介

有吉 佐和子(ありよし さわこ、1931年(昭和6年)1月20日 - 1984年(昭和59年)8月30日)は、日本の小説家、劇作家、演出家。和歌山県和歌山市出身。日本の歴史や古典芸能から現代の社会問題まで広いテーマをカバーし、読者を惹きこむ多くのベストセラー小説を発表した。カトリック教徒で、洗礼名はマリア=マグダレナ。代表作は『紀ノ川』、『華岡青洲の妻』、『恍惚の人』など。娘はエッセイストの有吉玉青。

图书封面

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