子どもが壊れる家

出版时间:2005-10-20  出版社:文春新書  作者:草薙 厚子  

内容概要

子どもが壊れる家
凶悪化する少年犯罪の原因は、親の過干渉とテレビゲームによる悪影響である――。法務省東京少年鑑別所の元法務教官であり、現在はジャーナリストとしてこの問題を追う著者は、神戸児童連続殺人事件を起こした少年らの言動や家庭環境を徹底的に取材したうえで、そう結論づける。
「普通の家庭」で育った「いい子」が、むかつくからという理由だけで引き起こした事件を世間は“異常な犯罪”と見がちだ。しかし、欲しいものを与え、叱らず、暴力的なテレビゲームに熱中できるような環境が、「普通の家」なのかと著者は問う。テレビをつけっ放しの状態で育った小児の脳にはある種の問題が生じやすいという医学的調査結果を示しつつ、子育てマニュアルを根本から見直す必要があると訴える。

作者简介

草薙厚子(くさなぎ あつこ、1964年7月21日 - )は、北海道出身の女性ジャーナリスト、ノンフィクション作家。日本文藝家協会会員。
遺愛女子高等学校、明治学院大学社会学部卒業。法務省東京少年鑑別所法務教官、新潟総合テレビアナウンサーを経て、通信社ブルームバーグに入社。テレビ部門でアンカー、ファイナンシャル・ニュース・デスクを務めた。
その後、フリーランスのジャーナリストとして独立。少年犯罪問題を取り上げ、テレビやラジオのコメンテーターとしても活動。凶悪で不可解な少年犯罪を精神医学の背景からも指摘している。「犯罪は複数の要因によって起っている」が、その一つの要因として、「発達障害」との関係性に着目している。広汎性発達障害の専門家との交流によるレポートを雑誌、書籍、テレビなどで発表していた。2007年9月、刑法の秘密漏示容疑の共犯で自宅や所属事務所を強制捜査されて以降、雑誌の記事掲載が途絶えていた。2009年2月、「なぜ私は敢えて法廷で情報源を明かしたのか」(『創』2009年3月号)とする記事を執筆し、およそ一年半ぶりに公式サイトも更新された。

图书封面

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