織豊政権と東国社会

出版时间:2012-4-16  出版社:吉川弘文館  作者:竹井 英文  

内容概要

織豊政権による全国統一過程に関する研究に多大な影響を与えた「惣無事令」論を、関係史料の根本的再検討により評価し直す。信州郡割・房相一和・沼田問題・庄内問題などを事例に挙げ、近年の研究成果「境目」地域論や国分論にも言及。東国独自の秩序形成のあり方にまで踏み込んで考察し、従来の戦国・織豊期東国史研究に新たな一石を投じる。

书籍目录

序章 織豊政権の全国統一過程に関する研究史整理と課題―東国を中心に―(戦前から「惣無事令」論登場までの研究史/「惣無事令」論の登場と展開―一九八〇年代の研究史/一九九〇年代以降の研究史―「惣無事令」論の継承・批判/本書の視角と課題)以下細目略/戦国・織豊期東国の政治情勢と「惣無事」/「関東奥両国惣無事」政策の歴史的性格/戦国・織豊期東国の国分と地域社会―北条・徳川国分協定を中心に―/戦国・織豊期信濃国の政治情勢と「信州郡割」/「房相一和」と戦国・織豊期東国社会/戦国・織豊期上野国の政治情勢と「沼田問題」/補論 天正末期下野国の政治情勢と豊臣政権―年未詳七月晦日付け徳川家康書状をめぐって―/出羽国「庄内問題」再考/終章 織豊政権の東国統一過程―「惣無事令」論を越えて―

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