明日の広告

出版时间:2008/1/10  出版社:アスキー  作者:佐藤 尚之  
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内容概要

大手広告代理店で、広告制作を本職とするクリエーターが書いた、広告コミュニケーションの将来像を語る本。最近、一般に、奇をてらったタイトルを付けて「売れれば勝ち」と感じさせる本が多い中、「明日の広告」というタイトルからみても、著者の真摯な姿勢を感じさせる。いぶし銀のネーミングだ。実は、肝心な本の内容もさらっと読めるわりに、意外に深い。要は、消費者本位かつメディアニュートラルなスタンスで広告を企画、制作すべき、というのが著者の言いたいことである。著者は、一見、若手の広告クリエーターにむけて、スラムダンクなどの様々なわかりやすい事例を用いつつ、語り、諭しているように見える。しかし実は、著者のステルスなコミュニケーションターゲットは、CDクラスの年輩クリエーターと営業にあるのではないか。年輩クリエーターは広告の黄金期を知り、成功体験を持っているため、BTL的なネット・モバイル広告はやりたがらない。軽蔑すらしている。また営業も、売上が大きく、作業が効率化されているマス媒体を売った方が楽だし、仕事の醍醐味を味わえるはず。著者は彼らの意識を改革することなしには、広告制作はおろか広告代理店の未来はないと言っているのだ。広告会社やマスコミの方は、ぜひ一読すべきと感じる。

作者简介

1961年東京生まれ。広告会社勤務。
CMプランナー、ウェブ・プランナーなどを経て現在はコミュニケーション・デザインを主たる領域とするクリエイティブ・ディレクター。JIAAグランプリなど受賞多数。
1995年より個人サイト「WWW・さとなお・COM」(http://www.satonao.com/)を運営し、2200万アクセス(2008年1月現在)と人気に。
「さとなお」の名で著書多数。『人生ピロピロ』(角川書店)、『沖縄上手な旅ごはん』(文藝春秋)、『沖縄やぎ地獄』(角川書店)、『うまひゃひゃさぬきうどん』(光文社)、『ジバラン』(日経BP社)など。

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