非行少年の消滅

出版时间:2003-12  出版社:信山社出版  作者:土井 隆義  

内容概要

本書は、近年の日本に見受けられる少年犯罪の特徴を、後期近代社会に特有の社会的性格の表われとして論じたものである。現在の少年たちが置かれている社会的状況の分析に研究の焦点を絞り、その状況を創出しているメカニズムの解明をとおして、この時代に特有の少年犯罪の性質を探るものである。
凶悪犯罪を起こした近年の少年たちは凶悪化などしていない。従来の逸脱キャリア型の少年犯罪が激減したために、いわゆる暴発型の少年犯罪が目立ち、凶悪化のイメージを創り出している。暴発型少年犯罪の現代的特徴を分析する。

作者简介

土井 隆義(どい たかよし、男性、1960年 - )は、日本の社会学者。1960年に山口県に生まれる。大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程中退。2004年博士(人間科学)(大阪大学)(学位論文「<非行少年>の消滅 : 個性神話と少年犯罪」)。筑波大学社会科学系教授及び同大学の社会・国際学群社会学類および第一学群社会学類でも教鞭を執る。専門は犯罪社会学、法社会学、逸脱行動論、社会問題論。

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