食事

出版时间:1993-1-1  出版社:マガジンハウス  作者:荒木經惟  
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内容概要

「食事は、死への情事だった」という荒木自身の言葉が、写真に添えられている。
そう、この写真集を見ると、あきらかにコレ(食事)はアレ(性)だ。毎日の食事である、肉、魚、野菜の接写だけで構成された写真集なんだけど、どれもナマナマしくて一発でアレなんだってことが解かる。こんなにも食事ってエロチックなものだったのか!よく考えてみれば、われわれが食べてるものって、すべからく生物(いきもの、ナマモノ)であり、食=生=性なんだよな。
写真集は前半がカラー、中央に献立を羅列した食事日記を挟み、後半モノクロとなる。これは陽子夫人の死期が近づいたことに呼応している。鮮やかな世界から光が失われた世界への反転。カラーとモノクロの構成は生と死を表しているし、食事は陽子夫人を、そして荒木と陽子夫人の生活そのものを表している。
只の食いもんの写真集なのに、頁を捲っているとさまざまな想像がふくらむ。生と性の根源を深く考えさせてくれる素晴らしい写真集だと思う。

作者简介

荒木 経惟(あらき のぶよし、1940年(昭和15年)5月25日 - )は、日本の写真家であり、現代美術家である。「アラーキー」の愛称で知られ、丸い縁の黒めがねをトレードマークとする。

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