終りなき世界

出版时间:1990-11  出版社:太田出版  作者:柄谷行人,岩井克人  

内容概要

日米経済摩擦、コメの開放問題、株価の暴落、世界経済の不況の兆し、そしてイラクのクウェート侵攻と戦争の危機。「民主主義」の勝利感のなかで明けた90年代は、数カ月後には、また激しい流動を見せはじめた。新たなる混迷を露呈してきた世界は、今一体どこへ向かって歩みだそうとしているのだろうか。本書によるふたりの白熱の討議を通して、90年代の危機を生きる、新しい論理が提示される。

书籍目录

序章 「昭和の終焉」と一九八九年
一九八九年を象徴する三題噺
「昭和の終焉」をめぐる驚き
第1章 世界資本主義とコメ
日本語に守られたコメと文学
主食としてのコメとムギ
柳田国男とコメ信仰
コメがもたらした純粋天皇制
閉じられたコメの国際性
革新官僚による戦時立法の遺産
エコロジーと農業との差異
私小説と農村
世界資本主義と小説のポリフォニー
第2章 資本主義の固有と普遍
厄年に出会う「日本経済論」
経済学の普遍性とインド・ヨーロッパ語
イギリス型資本主義と純粋資本主義
資本主義外としての「歴史」
「株式会社」におけるヒト、モノ、法人
アメリカ型資本主義と唯名論
日本型資本主義と実念論
ヘーゲル的有機体としての個人、国家、会社
アメリカと日本のプロ野球と大学
親子を擬制化した日本の家族制度
世界資本主義の血と「固有名」
対立概念としての自由主義と民主主義
亡命国家としてのアメリカ
アメリカと日本のレイシズム
「正直」のウソと「偽善」のホント
世界宗教の原理とレイシズム
世界資本主義と数学の証明
第3章 社会主義と資本主義の敗北
社会主義の「敗北」と資本主義の「勝利」
産業資本主義と商人資本主義
後進国の資本主義を支える共産主義
優秀な労働者を養成した社会主義
島と大陸の関係は帝国と民主の対立
一九三〇年代の帝国の露呈
日本とドイツの復活
「終り」という物語の終り
九十年代の恐慌の可能性
第4章 帝国の露呈と終りなき運動
ミッテランの敗北と帝国ドイツの復活
一九九二年問題の変容
皇帝としてのゴルバチョフ
宗教としての資本主義
終りなき運動としての共産主義
両義性としての世界資本主義
「歴史の終り」と日本のスノビズム
「終り」なき闘争へ
あとがき

图书封面

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