赤い酒場


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内容概要

世界各地にのこる巨石文明の遺跡。十年ぶりにばったり出会った友人が、私に語った、その恐るべき実体とは? ――日本SF史上に燦然と輝く名作「石の血脈」の外伝(サイドストーリー)「赤い酒場を訪れたまえ」、段ボールの一生を一人称で描く異色作「ボール箱」、単行本未収録作「フィックス」「嘆きの鳥」等、絶妙の語りで読者を異次元の世界に誘う、半村怪奇SFの集大成!
ほかに、方言を駆使した傑作怪談集「能登怪異譚」シリーズ全篇など、19篇のふしぎ小説を収める。

作者简介

昭和8年(1933年)東京生まれ。両国高校を卒業後、紙問屋の店員を皮切りに、バーテン、クラブの支配人、マージャン屋、板前の見習い等々、30近い多彩な職業を遍歴した。昭和38年に短篇「収穫」が第2回SFマガジン・コンテストに入選。71年に発表された『石の血脈』で作家としての地位を確立する。下町の人情話から伝奇SF・本格SFまで、守備範囲はきわめて広い。
『産霊山秘録』(昭和48年)で第1回泉鏡花賞、『雨やどり』(昭和49年)で直木賞、87年『岬一郎の抵抗』で日本SF大賞、93年『かかし長屋』で柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞。

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