全体を見る眼と歴史学

出版时间:2011-2-9  出版社:岩波書店  作者:二宮宏之  

内容概要

〈歴史の全体性恢復は、歴史に対峙する主体としての歴史家自身における、全体性恢復の問題である〉。「全体を見る眼と歴史家たち」から晩年の「歴史の作法(さくほう)」まで、歴史学のあり方を鋭く問いなおした論文と、読解の歴史学、ブローデル、エスニシティ、歴史人類学、歴史と記憶など、現代歴史学の諸潮流を論じた論考を収録。

作者简介

二宮 宏之 (にのみや ひろゆき、1932年5月 - 2006年3月)は、東京生まれの歴史学者。西洋史・フランス史。東京外国語大学名誉教授及びフェリス女学院大学名誉教授。東京大学文学部西洋史卒業、東大大学院中退。東大助手、東京外国語大学外国語学部助教授、教授、附属図書館長、電気通信大学教授、フェリス女学院大学教授を歴任。パリのエコール・ノルマル・シュペリウールに留学。フランス文学者の二宮敬は兄。
専門はフランス近世史。主たる研究領域は、フランス農村史、農民一揆、心性史、社会的結合、フランス絶対王政、社会文化史。高橋幸八郎、ジャン・ムーヴレ、エルネスト・ラブルース他に師事した[1]。特にアナール学派のエルネスト・ラブルース、同学派を形成する一派の心性史研究者のジャン・ムーヴレに師事した縁で、日本におけるアナール学派と心性史の紹介者となり[2]、アナール学派の中心的な関心領域である社会文化史を取り上げたことで網野史学へも影響したとされ[1]、社会科学の思想と方法論についても造詣が深く多くの編著がある。また国際歴史学会、日仏歴史学会で国際交流を推進。その端正な日本語とフランス語、そしてユマニストの伝統をつぐ教養により、内外にジャック・ル・ゴフをはじめとする多くの友人をもつ。

书籍目录

1 歴史的思考の現在(歴史的思考とその位相―実証主義歴史学より全体性の歴史学へ
歴史的思考の現在 ほか)
2 歴史の作法―視点と方法の模索(歴史の作法
系の歴史学と読解の歴史学 ほか)
3 エトノスと文化多元主義(国家・民族・社会
「エトノス」雑考 ほか)
4 問いかけの歴史―多様なアプローチへ(歴史への問い
社会史の課題と方法―一九七九年の歴史学界 ほか)

图书封面

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