赤い殺意・罪な女

出版时间：1997/05  出版社：講談社  作者：藤原 審爾  
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内容概要

夫と子供の不在の一夜、強盗に踏みこまれた、一人の平凡な主婦と強盗との接点を、誰にでも日常的に起こり得る恐怖と描く心理サスペンス『赤い殺意』。貧しく不幸に生まれ、ただ一筋に男に尽くすしかない可愛い女を浮き彫る直木賞受賞「罪な女」。精細な心理描写の丹念な積み重ねと、定評のある女の情感描写の双方が響き合って、人間の哀しさと人間愛へと収斂（しゅうれん）されていく長短編の代表作を収録。

作者简介

藤原　審爾（ふじわら　しんじ）
1921～1984
作家。東京生まれだが、幼くして両親を亡くし、父の郷里・岡山県備前市の祖母の元で育つ。閑谷中を経て青山学院に進むが結核のため中退。雑誌の編集を手伝いつつ創作活動に。戦時中は岡山市に疎開、同人誌も創刊した。再び上京、奥津温泉を舞台にした「秋津温泉」（昭和22年）で脚光を浴びる。昭和27年「罪な女」で直木賞受賞。代表作は「赤い殺意」など。