白土三平異色作品集 4 バッコス 1

出版时间：1978  出版社：小学館  作者：白土三平  

内容概要

自然と闘いながら暮らす人々の間を彷徨うバッコスと、彼を取り巻く者達の陰謀とは！？　アフリカの大地を舞台に人間の姿を追求した話題作！！
▼第１部／誕生編 ●登場人物／バッコス（数奇な運命をたどる予言者）。ゼウス（権力を追い求める男） ●あらすじ／１８００年代アフリカ東部、干ばつから始まった飢饉は慢性化していた。全滅した村で１人命を長らえた嬰児は、突然のスコールでできた河の流れに飲み込まれて、下流の泥の中に埋まった。通りがかった牛飼いが嬰児を助け出してバッコスと名付けるが、その直後に牛飼いは落石によって死んでしまう。タブーを犯してオルピ族を追放になっていた男・ゼウスが、牛とバッコスを連れて村に帰る。ゼウスの財産に惹かれたオルピ族は追放を解き、再びゼウスを村に迎える。ゼウスがその財力を使って権力者になっていく一方、バッコスは誰からも人として扱われず、家畜の糞尿の中だけを安息の地として、孤独に育っていた。 ●その他の登場キャラクター／タンタ（オルピ族の実力者）。マータ（バッコスと結ばれる少女）