プレッシャーに負けない

出版时间：2008-12-17  出版社：PHP  作者：梅沢由香里  

内容概要

6歳の子どもの日に父から囲碁セットをプレゼントされたのが囲碁との出会い。小さな女の子だった梅沢さんが、碁会所で大人相手に対局する横には、必ず怖い顔でそれを見つめる父がいた。そして12歳で全日本女流アマチュア囲碁選手権大会ベスト8に。天才少女と言われた娘に大きな期待をかけてくる父は、対局に負ければ電車の中だろうと延々と叱りまくり、ときにぶたれたこともあるほどに厳しかった。中学2年生でプロを目指したが、プレッシャーに弱くていつも次点。7年間で14回もプロ試験に落ちつづけた。囲碁から逃げた時もあった。しかし、そんな梅沢さんが、念願のプロ棋士、そして女流棋聖のタイトルを獲得。いまでは日本だけでなく世界に囲碁を広めることに力を注いでいる。
この本は、お父さんやお母さんがプレッシャーだと感じるとき、自分の将来の夢や進路がわからなくなったとき、自分がここ一番のプレッシャーに弱いと感じるときに読んでほしい。

作者简介

囲碁のプロ棋士。1973年、東京都生まれ。６歳で囲碁をはじめ、12歳で全日本女流アマチュア囲碁選手権大会８位に。14歳で加藤正夫９段に入門し、日本棋院院生となる。1992年、慶應義塾大学環境情報学部入学。1993年、全国学生本因坊戦３位（男女混合）、1994年に全国本因坊戦東京都大会優勝（男女混合）。1995年12月、女流棋士特別仮採用試験（プロ試験）合格。1996年３月に大学卒業、４月に入段、プロ棋士として活動を始める。1998年に２段、1999年に３段に昇段、漫画『ヒカルの碁』の監修をつとめる。2000年に４段、2002年に５段に昇段する。2004年、通算200勝達成。2005年、国際囲碁連盟理事に就任（任期２年）。2007年、第10期女流棋聖戦で初タイトル獲得。2008年、タイトル防衛。現在、プロ棋士として戦うかたわら、国内外の囲碁の普及に力を注ぐ。2007年から東邦大学理学部情報科学科客員教授をつとめる。