リトル・バイ・リトル

出版时间：2003-1-28  出版社：講談社  作者：島本理生  
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内容概要

第25回野間文芸新人賞受賞作品
わずかずつ、かすかな輪郭を帯びてゆく日々。
あれから私はどれくらい成長したのだろうとふいに疑わしい気持ちになって、その後にゆっくりと不安が押し寄せてきた。あのときよりも、もっとずっと前から時間の止まっている場所が自分の中にあるような気がした。
ふみは高校を卒業してから、アルバイトをして過ごす日々。家族は、母、小学校2年生の異父妹の女3人。習字の先生の柳さん、母に紹介されたボーイフレンドの周、2番目の父――。「家族」を軸にした人々とのふれあいのなかで、わずかずつ輪郭を帯びてゆく青春を描いた、第25回野間文芸新人賞受賞作。

作者简介

1983年東京都生まれ
2003年立教大学文学部入学
1998年『ヨル』で「鳩よ!」掌編小説コンクール第二期10月号当選(年間MVP受賞)
2001年『シルエット』で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞
2003年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞受賞(史上最年少20歳)
同作が第128回芥川賞候補となる
2004年『生まれる森』が第130回芥川賞候補作となる
2006年『大きな熊が来る前に、おやすみ。』が第135回芥川賞候補作となる