深夜特急〈2〉マレー半島・シンガポール

出版时间：1994-3-25  出版社：新潮社  作者：沢木 耕太郎  
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内容概要

香港・マカオに別れを告げ、バンコクへと飛んだものの、どこをどう歩いても、バンコクの街も人々も、なぜか自分の中に響いてこない。＜私＞は香港で感じた熱気の再現を期待しながら、鉄道でマレー半島を南下し、一路シンガポールへと向かった。途中、ペナンで娼婦の館に滞在し、女たちの屈託のない陽気さに巻き込まれたり、シンガポールの街をぶらつくうちに、＜私＞はやっと気がついた。
［対談］死に場所を見つける（高倉健×沢木耕太郎）　収録

作者简介

1947（昭和22）年、東京生れ。横浜国大卒業。
ほどなくルポライターとして出発し、鮮烈な感性と斬新な文体で注目を集める。『若き実力者たち』『敗れざる者たち』等を発表した後、1979年、『テロルの決算』で大宅壮一ノンフィクション賞、1982年には『一瞬の夏』で新田次郎文学賞を受賞。常にノンフィクションの新たな可能性を追求し続け、1995（平成7）年、檀一雄未亡人の一人称話法に徹した『檀』を発表。
2000年に初めての書き下ろし長編小説『血の味』を刊行。2002年から2004年にかけて、それまでのノンフィクション分野の仕事の集大成『沢木耕太郎ノンフィクション』が刊行され、2005年にはフィクション／ノンフィクションの垣根を超えたとも言うべき登山の極限状態を描いた『凍』を発表、大きな話題を呼んだ。

书籍目录

第四章 メナムから
・マカオから戻るとバンコクへ
・バス停でキャンくんという青年と知り合いになり、マーケットで一食事できる所を教えてもらう。
・ホテルのボーイがしつこく女を紹介してくる
・姉妹のやっているうどん屋、同居人のアメリカ人に安い宿を教えてもらう
・バンコクの騒音
・チュラロンコーンの学食
・ワット・ポー寺院で女子学生にタイ語を教わる
・日本人の友人を紹介しろという男
・大道芸人。コブラ対マングース
・タイ式ボクシングを観る
第五章 娼婦たちと野郎ども
・チュムポーン行きの電車にのる
・車内の図々しいおばさん。若い女性に席をゆずる
・バンコクから帰る少年少女に席をゆずられる
・チュムポーンで少年の家に泊めてくれるというが、家族が嫌そうだったのでホテルを探す
・ホテルにいた知的障害のある娼婦
・李賀の本の話
・スラタニーの食道で竹脇無我とフレンドかと聞かれ、面倒なのでイエスと答える
・ジュードーをやるかと聞かれてイエスと答えるとタイのボクサーと試合をしろと言われる
・サミラー・ホテルで日本人旅行者と会う
・バターワースへ向かう途中の列車で車掌にぼったくられる
・ペナン着。売春宿に滞在。
・クアラルンプールから乗合タクシーでマラッカへ
・さらに乗合タクシーでジョホール・バルへ。日本語を話すダンロップ社員。辛い料理を食べて見せたら皆が喜ぶ話
第六章 海の向こうに
・シンガポール。ニュージーランドから来た若者にサトウキビのジュースを勧める
・日本の通信社の特派員を訪ねる
・魚人の写真を得る男
対談　死に場所を見つける（高倉健との対談）