錬金術―おおいなる神秘

出版时间:1997/12  出版社:創元社  作者:Andrea Aromatico  译者:後藤 淳一,種村 季弘  
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内容概要

黄金や不死の霊薬を生成し、万物の創造の根源を学ぶ錬金術は古代エジプトに起こり、ヨーロッパで華開いた。近代化学の母胎となり、デューラー等の芸術家にも影響を与えたこの知の技法を華麗な図版で紹介する。
著者は、歴史家・美術史家なのだそうです。この本には、錬金術についての説明と非常に綺麗な絵画が掲載されています。錬金術といえば、卑金属から貴金属を作り出す技ですが、思想的には、「ヘルメス思想」に基づいていました。この思想によると、世界霊魂、自然、可能な知の形態はただ一つであるという、一元論をとっています。そのため、この世界霊魂に共鳴し、利用することが、目的の一つであるとされます。この点は、現代科学において、知が専門的に細分化され、客観性を重視する二元論的立場をとっているのと対照的です。ヘルメス思想は、ギリシア哲学との類似点がいくつもありますが、中でも、マクロコスモス(宇宙の天体)とミクロコスモス(人間)との間に関連性があり、「あらゆるものは全体につながっている」という概念を表すために、ウロボロスという、自分のしっぴを噛む蛇が、錬金術の象徴としてよく用いたそうです。
錬金術は、技術的には、冶金技術の発達が背景にありました。錬金術は、秘儀として、師弟関係を通じて伝えられましたが、外部には分からないようにするため、その書物には、暗号としての象徴記号が多く使われました。古代から中世の間、錬金術はイスラム世界で守られ、1142年に中世ヨーロッパに伝わったとされています。そして、ルネサンス期に、占星術とともに、流行します。17世紀には、薔薇十字軍という、秘密結社が結成され、キリスト教、ヘルメス思想、カバラ、錬金術を統合しようとする動きもありました。しかし、18世紀以降、近代科学が発展する中で、錬金術は歴史の表舞台から姿を消すことになったのだそうです。
今回面白かったのは、近年大流行している「ハリー・ポッター」シリーズも、錬金術のトピックを用いていると分かったからです。意外な面で、現代ともつながる錬金術ですが、専門家でない私のような人間でも、楽しんで読むことができました。

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