戦国大名今川氏と葛山氏

出版时间：2013-3  出版社：吉川弘文館  作者：有光　友學  

内容概要

駿遠(すんえん)地域を領した戦国大名今川氏と葛山(かずらやま)氏。その権力編成や支配機構の実態を探り、戦国期における両氏の動向やあり様に迫る。今川氏や葛山氏発給文書など、在地に残された関係史料を博捜・網羅。花蔵の乱の新説、葛山氏=今川氏・北条氏の両属説による、葛山氏が自立した領主権力であることへの提言など、通説に一石を投じる地域史研究必携の一冊。

书籍目录

総説　群雄の台頭と戦国大名―東国を舞台として―／戦国時代の到来（戦国時代の時期区分／応仁・文明の乱／下剋上と一揆）／地域権力の登場（畿内・中部・北陸の情勢／東海・関東・奥羽の情勢）／群雄の相剋と地域国家（同盟と相剋／地域国家の登場）／戦国大名今川氏の権力機構（戦国大名今川氏の職掌／城主・城代／宿労・評定衆・奉行人／目代・代官・公方人）／今川義元の生涯（概略・義元の生涯／家督相続―花蔵の乱と河東一乱―／おわりに―家督譲渡―）／葛山氏の態様と位置（史料と研究／室町・戦国期の葛山氏／領主支配の実態と構造）／葛山氏の軍事的位置（家臣説諸根拠の検討／葛山氏の軍事行動／「河東一乱」と葛山氏）／解説