戦国大名武田氏の権力構造

出版时间:2011-3  出版社:思文閣  作者:丸島和洋  
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内容概要

戦国大名はどのような伝達ルートを介して家中の内外との意思の疎通を行ったのか?本書は甲斐武田氏を分析対象とし、家中を代表して他大名との外交を担った「取次」に着目。領国支配における意思伝達経路の検討とあわせて、大名権力の中枢を構成する家臣や、大名と家臣の関係について見つめ直し、戦国大名の権力構造を明らかにする。

作者简介

まるしま・かずひろ……1977年大阪府生.慶應義塾大学大学院文学研究科後期博士課程単位取得退学.博士(史学).現在慶應義塾大学文学部非常勤講師.共編に『戦国大名武田氏の権力と支配』(岩田書院,2008年).

书籍目录

序 章 戦国大名研究の現状と本書の視角
戦国大名研究の現状/本書の視角/本書の構成
第1部 戦国大名間外交と取次
第1章 武田氏の対上杉氏外交と取次
甲越同盟の成立と展開/上杉氏担当取次の検出/取次の整理
第2章 武田氏の対佐竹氏外交と取次
甲佐同盟の成立/他大名との交渉への展開/佐竹氏担当取次の検出
第3章 武田氏の外交取次とその構成
取次の検出/取次の構成とその意義/取次になることの意味
第4章 大名間外交と「手筋」-越相同盟再考-
越相同盟と「手筋」論/同盟交渉の展開と「手筋」の変遷/越相同盟における「手筋」と取次
第5章 取次の書状作成過程
北条氏房・氏規書状の作成/北条綱成書状の作成/取次書状作成の背景
第6章 取次の独断-島津氏の事例から-
肥後阿蘇氏の従属交渉にみる取次の体面/豊後入田氏の支援要請と島津家久/上井覚兼の取次化と独断行動/大名と取次の意向の乖離
第7章 取次給の宛行
中世の主従制と多属の領主/大名間外交の取次と反対給付/国衆側の取次と戦国大名
第2部 大名家中の権力構造と領域支配
第8章 武田氏の領域支配と郡司-信濃国諏方郡支配を事例として-
武田氏における領域支配者の概念規定/天文~弘治期の諏方郡支配/奉書式朱印状の創出と諏方郡司/武田領国における郡司
第9章 武田氏の領域支配と取次-奉書式朱印状の奉者をめぐって-
朱印状奉者の性格/家臣団統制における取次/領域担当取次の設定と戦争の展開/朱印状奉者からみた取次の寡占化
第10章 武田家臣三枝氏の家意識とその変遷
戦国期三枝氏の政治的動向/三枝氏の家意識とその変遷
第11章 武田氏の一門と領域支配
戦国大名家中における一門/武田信繁の政治的位置/御一門衆の基盤/御一門衆と領域支配/諏方勝頼の高遠領支配
第12章 室町~戦国期の武田氏権力-守護職の評価をめぐって-
戦国大名論と戦国期守護論/甲斐守護武田家の成立と断絶/室町後期の武田氏と幕府・鎌倉府/戦国期武田氏の勢力拡大と守護職
終 章 戦国大名武田氏権力の特質と構造
中近世移行期権力における意思伝達と取次/戦国大名権力の特質
初出一覧
あとがき
索引(人名・寺社名/事項)

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